飯島企画業務日誌

『謹賀新年』

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皆様、新年明けましておめでとうございます。

 

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『謹賀新年』
年賀状は出されましたか?
メール、SNS時代になり年賀状を送る一般の方々は少なくなっていると聞きますが会社や個人でお仕事を為さっている方などは年始めの大切な礼儀の一つに成っている事でしょう。日本では、起源ははっきりとはしていませんが、奈良時代から新年の年始回りという”年始の挨拶をする行事”がありました。平安時代には貴族・公家にもその風習が広まって、挨拶が直接行えないような遠方などの人への年始回りに代わるものとして、文書による年始挨拶が行われるようになったそうです。
1873年に郵便はがきを発行するようになると、年始のあいさつを簡潔に安価で書き送れるということで、葉書で年賀状を送る習慣が急速に広まっていきました。
当時、郵便物は受付局と配達局で2つの消印が押されていた。そこで受付局か配達局の「1月1日」の消印を押してもらうため多くの人がそこを狙って年賀状を出すようになり、12月26から28日あたりと1月1日当日の郵便物が集中するようになり、そこで1899年、その対策として指定された郵便局での年賀郵便の特別取扱が始まりました。年末の一定時期、具体的には12月20から30日の間に指定された郵便局に持ち込めば、「1月1日」の消印で元日以降に配達するという仕組みになっていた。1907年から葉書の表に「年賀」であることを表記すれば枚数にかかわらず郵便ポストへの投函も可能となりました。

「賀」が含まれる賀詞は相手に対してお祝いを伝える感じになり、「春」がつく賀詞は新年になりましたね、という感じになります。「春」が新年を表すのは、昔は立春のころに元日が巡ってきたことや、二十四節気は立春から始まるので、春が新しい年の象徴だったからです。
もともと、賀詞の基本は「謹賀新年」「恭賀新年」「敬頌新禧」などの4文字からなるもので、「謹(謹んで。相手を尊ぶ)」「恭(うやうやしく。礼儀正しく丁寧)」「敬(尊んで礼をつくす)」「頌(ほめたたえる)」といった相手の方への敬意と丁寧な気持ちを表す語が入ることで、礼儀にかなった挨拶の敬語となります。「謹んで新年のお慶びを申し上げます」など文章の賀詞も同様です。
ところが、漢字1文字の「寿」「福」「賀」などは「おめでたいことです」といっているだけにすぎません。漢字2文字でも「賀正(正月を祝います)」「迎春(新年を迎えました)」「新春(新しい年です)」といっているだけで、相手に対する敬意や丁寧さに欠けてしまいます。だから、漢字1文字や2文字のものは目上の方には使わないほうがよいとされています。
よくありがちなのが、「迎春」「謹賀新年」などの短い賀詞と「明けましておめでとうございます」などの文章の賀詞を重複して使ってしまうこと。賀詞を使ったら、添え書きには賀詞を書かないように注意が必要です。

「元日」は1月1日のこと、「元旦」は旦という漢字が太陽が地平線から出てくる様子を表しているので、1月1日のみならず1月1日の朝という意味があります。年賀状は1月1日の朝に届くように出すのが礼儀なので、一般的には「元日」ではなく「元旦」を使うそうです。

旧年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます
本年も相変わらずご愛顧の程お願い申し上げます

記事画像引用https://allabout.co.jp/gm/gc/220632を/
記事引用https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B4%E8%B3%80%E7%8A%B6

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