小江戸川越『風鈴祭り』
“縁結びの神様”としても有名な埼玉県川越市の川越氷川神社で、「天の川に訪れた人の恋の願いが届くように」「夜の神社でひとときの涼を楽しめるように」という素敵な願いが込められた。
今年で6回目となる夏季限定のお祭りです。
期間中は、神社の境内に2,000個以上の江戸風鈴が吊り下げられ、さまざまな演出を楽しむことができます。
青空に涼しげな風鈴がTHE日本の夏!って感じです。
風鈴を鑑賞する以外にも…
色彩やかな江戸風鈴が吊り下げられた回廊を、涼やかな音色に包まれながら歩くことができる「風鈴回廊」。
境内の小川を天の川に見立てて、19時~21時までほのかな明かりを灯す「光る川」。
また、風鈴の明かりを街に運び出すように、特製のぼんぼりを手に夜の町歩きが楽しめる「恋あかり」や、二人でひとつの線香花火を灯す「恋はなび」といった特別行事も行われます。
さらに期間中、境内のカフェでは風鈴に見立てたガラスの器に入ったスイーツ『彩り風鈴』を提供。
日本の夏の情緒と非日常感を味わいに、川越氷川神社に出掛けてみてはいかがでしょうか。
川越氷川神社 縁むすび風鈴
2019年7月6日(土)~9月8日(日)時間:9:00~21:00
川越まで行ったらこちらも覗きたい!
江戸時代には川越城の城下町として、”小江戸”と呼ばれ栄えた歴史のある町。江戸時代以前から存在する寺社や、明治・大正・昭和の各時代の風情を味わえる町並みが残されており、街歩きをするだけで、まるでタイムマシーンでタイムトラベルをするような気分を味わうことができます。
東照宮と言えば、徳川家康をまつる神社というのはご存じの通り。栃木県の日光東照宮と、家康の遺体が当初埋葬された静岡市の久能山東照宮が有名ですが、これに仙波東照宮を加え、「三大東照宮」とされています。
なぜ川越に東照宮があるのでしょうか? それは、家康の側近として政治に深く関与し、「黒衣の宰相」とも呼ばれた天海僧正が喜多院の住職を務め、家康の死の一年後、遺骨を久能山から日光に遷す際、喜多院に四日間逗留し、供養したことに由来するそうです。なお、遺骨は久能山に残されているという説もあるようです。
木立に囲まれ静かな仙波東照宮から、喜多院の本堂(慈恵堂)江戸城から移築された客殿と書院は必ず拝観したい。川越大火により山門を除く喜多院の建物は全て焼失してしまいますが、再建に際し、天海僧正を父のように慕う三代将軍・家光が、江戸城の御殿を移築するように命じたものです。家光の乳母である春日局(かすがのつぼね)の「化粧の間」や「家光誕生の間」、さらに当時の湯殿(風呂)や厠(トイレ)なども残されています。約50年にわたって彫られた538体の石仏群「五百羅漢(らかん)」も拝観しましょう。喜多院には”七不思議”の伝説なども伝わり、伝説に登場する場所を探してみるのも面白いでしょう♪