飯島企画業務日誌

流行の兆し『ノンアルコール飲料』がこれからのトレンド

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おはようございます😉

 

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流行の兆し『ノンアルコール飲料』がこれからのトレンド
アメリカではミレニアル世代(1980年代から00年代初頭に生まれた人)を中心にジェネレーションZ世代(90年代後半から2010年の間に生まれた世代)など若者の間でお酒を飲まない人が増えており、「Sober Curious ソバー・キュリアス」という言葉が今トレンドになっています。Soberとはシラフ、酔っていないという意味で、直訳すると”シラフの好奇心”ということになります。つまり体質的にアルコールが飲めないのではなく、お酒は飲めるけどあえて飲まない、時々少量だけ飲むシラフを楽しむ人たちのことを意味する言葉です。ソバー・キュリアスの人たちは別にお酒が嫌いだったり、お酒を飲むことや飲む人を否定しているわけではなく、SNS世代の彼らにとっては酔っ払って羽目を外した姿をSNSにシェアされることへの恐怖心がアルコール離れの要因の一つになっていると言われています。また、昨今のヘルシー志向ブームも後押しとなり、アルコール飲料の売り上げは年々減少傾向にあり、大手ビールメーカーも危機感を募らせていると伝えられています。
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スーパーマーケットにもビールなどと並んでノンアルコールのコーナーが、ハイボールと名付けられたエナジードリンクもノンアルコールです。
そんな中で、今ブレイクの兆しを見せているのがノンアルコール飲料です。ナチュラフルード系スーパーマーケットの大手ホール・フーズマーケットが毎年発表する食のトレンド予想でも、今年は限りなくアルコール飲料に近いノンアルコール飲料がはやるとの予想を発表していますが、巷ではノンアルコールビールだけでなく、アルコールを含まないスピリッツやカクテルなどさまざまなノンアルコール飲料がお目見えしています。見かけはカクテルでも実際にはアルコールが使われていないMock(偽りや見せかけと言う意味)とCocktail(カクテル)を組み合わせた造語「Mocktail(モクテル)」という言葉も生まれており、アルコールのないシラフのバー「Sober Bar ソバー・バー」も誕生しています。ブームを牽引しているのはソバー・キュリアスの人たちですが、背景にあるのはお酒は飲まないけどおしゃれなレストランやバーには出かけたい、そこではジュースやソーダを飲む代わりにノンアルコールのビールやカクテルで飲んでいる気分を味わいたいという欲求があります。そのため、バーテンダーが本物のカクテルを作るのと同じ手順で作るモクテルを提供するレストランやバーも増えていますし、昨年欧州で発売されて今年1月にアメリカに上陸したハイネケンのノンアルコールビール「0.0(ゼロ・ゼロ)などのさまざまなノンアルコールビールだけでなく本物のお酒にそっくりなノンアルコールのスピリッツやビールの味を楽しめるホップ入りお茶などユニークな商品も続々誕生しています。
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また、イギリスで作られた世界初のノンアルコールスピリッツ「Seedlip」は、ジンに似た味わいが楽しめると評判。カルダモンなどのスパイスやレモン、グレープフルーツなどの柑橘類を使ったものや、スペアミントやローズマリーといったハーブを使ったものなどがあり、すべて植物性由来のためヘルシー志向の人たちにもウケているようです。いずれも共通しているのは、お酒を飲んでいる気分にさせてくれること。シリコンバレーのベンチャーもノンアルコールビジネスに乗り出しており、飲料メーカーや投資家もノンアルコールビジネスに投資も始めていますが、お酒の代わりに飲んで楽しめるノンアルコール飲料がこれからのトレンドとなりそうです。記事画像https://www.nikkansports.com/m/leisure/column/la/news/202001190000130_m.html?mode=all(米ロサンゼルスから千歳香奈子。ニッカンスポーツ・コム「ラララ西海岸」)
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