飯島企画業務日誌

『トランプ』歴史1/6

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おはようございます😉

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『トランプ』歴史1/6
トランプは遊びのためのカードなので、札が一つでもだめになるとそのパックはすぐに捨てられ、新しいカードに買い換えられたため、現物も残りにくく、また賭け事にも使われ禁止令も度々でていて証拠になるものを残せないため、その記録は非常に少なく、資料もとぼしく研究者も苦労しているようです。
トランプの祖先と考えられるものは、7~8世紀頃、中国の唐の時代(617年~906年)にプレイングカード(トランプ)に近い数札が存在したといわれています。これらが中国からイスラム圏に渡っていったと推測されています。
13世紀には、この中国からイスラム圏に伝来したカードが変化して、「マムルーク・カード」の起源のカードが出現したと思われます。【トランプやタロットカードの直接的な祖先と認められている】
このカードがヨーロッパに渡り、14世紀の1320年頃トランプのマークの原型(聖杯、棒、貨幣、刀剣)が発明された様です。そして、1377年にはトランプの直接の記述の信頼のおける記録であるヨハネスの文章や、フィレンツェ、シエナ、パリでもトランプの存在を表す記述が見つかっています。
15世紀中頃から16世紀には多数の変型マークが作られました。そして、15世紀の後半フランスにおいて、現在使われているハート、クラブ、ダイヤ、スペードのマークが発明されました。(但し、呼び名は心臓、三つ葉、敷石、槍でした。)このマークはシンプルなシルエットで、従来の複雑なマークより容易に早く、かつ安価に製造でき、また、形が抽象的でゲーム中に識別しやすいものでした。同国において世界で最初にトランプを木版刷りのステンシル彩色にして大量生産し始め、ルーアンなどで盛んに製造され輸出されるようになると、やがてイギリスに渡り、さらにアメリカへと広まり、現在の標準となったようです。
16世紀末には、遂にポルトガルより日本にトランプが伝来し「天正カルタ」となり、その後「めくりカルタ」や「うんすんかるた」そして花札に変化していきました。
19世紀の中半から後半にかけては、ジョーカーが加わったり、また、1870年代に入るとカードの4隅が丸くなったり、隅に表示が付けられるなど、製造技術の向上と共に変化して現在の形になって行きました。そして、19世紀末、1885年(明治18年)以降、日本に現在のトランプがイギリス、アメリカ、ベルギーなどから輸入される様になりました。
記事http://www.phgenki.jp/original7.html?mode=pc
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