飯島企画業務日誌

『ファストチェック』

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おはようございます😉

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『ファストチェック』
NPO法人「ファクトチェック・イニシアティブ」(FIJ)が公開したサイトでは、国内と海外でメディアなどによってファクトチェックされた新型コロナウイルスをめぐる情報が一覧でまとめられている。ファクトチェックとは、流布されている言説が事実に基づいているのかどうかを調べる「真偽検証」の営みです。
新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、ネット上でその致死率や治療法、中国人観光客をめぐる情報など、悪質なデマから真偽不明な「善意の情報」までが多く拡散している。
Twitterに端を発しているものや、YouTubeやTiktokで広がりを見せているもの、LINEのオープンチャットで共有されているものなど、そうした情報は世界中で枚挙に遑がない。中には過度に不安を煽るものや、差別や憎悪を煽るものもある。
「いま、新型コロナウイルスの問題をめぐって日々膨大な情報が飛び交っています。人々が不安を抱えていることや、問題が国境を超えて、わからないことだらけのため、誤情報も広まりやすい状況にあるといえます。差別が生まれやすい状況もあり、ある意味非常に危険な局面にあると思います」
FIJの理事兼事務局長の楊井人文さんは、BuzzFeed Newsの取材にこう語る。
そうした状況を危惧し公開した特設サイトでは、国内と海外でメディアなどがファクトチェックした新型コロナウイルスをめぐる情報が一覧でまとめられている。
掲載されているのは、例えば国内では「ウイルスの対策・効果に関するもの」では「ウイルスの予防に紅茶や緑茶がお勧め」(ヨミドクターが検証済)という科学的根拠のない情報や、「患者の発生状況に関するもの」では「致死率15%、感染率83%で人類史上最凶」という誤った情報だ。また、海外のものは国際ファクトチェックネットワーク(IFCN)が英語でデータベース化したものを翻訳し、紹介している。例えばコロンビアで拡散した「武漢でコロナウイルスにより1万人が死亡した」(誤りと検証済み)や、韓国で拡散した「中国政府が公式文書で『ニンニクは新型ウイルスの予防に効く食品である』と発表した」などの情報をみることができる。
2月3日夕現在で国内16、海外12の情報が掲載されている。また、未検証ではあるものの「あやしい」とされる「要注意リスト」もある。
社会に誤った情報が拡がるのを防ぐ仕組み」をつくることを目的に、ジャーナリストや学者、弁護士らによって2017年に設立されたFIJ。
日本におけるファクトチェックの基準を発表したほか、ファクトチェックの対象となる「疑義言説」をメディアに共有するシステム「ClaimMonitor」を展開するなどの活動を実施してきた。
BuzzFeed Newsも2019年7月からメディアパートナーとなり、ファクトチェックをめぐる情報共有をしている。そんなFIJが、今回の新型コロナウイルスで特設サイトをつくった理由について、楊井さんはこう語った。
「いま内外でどのような誤情報が流れているのか、あるいは何が検証されていないのか、わかりやすくリスト化したものがあれば便利だと思ったからです」
「また、ファクトチェックの成果はなかなか必要な人々に届きにくいという課題も指摘されています。これまでFIJも硬いイメージがあったと思うので、老若男女の幅広い層にみてもらえるようイラストを使うなどの試みもしました」
サイト(https://fij.info/coronavirus-feature)からは、ファクトチェックに関する情報のほか、信頼できるサイトをリスト化した「正しく怖がるためのリンク集」も見ることができる。情報提供も受け付けているという。
「この特設サイトが、誤情報に振り回されたり加担したりせず、落ち着いて情報をみきわめるのに少しでも役に立てればと思っています」
記事画像https://www-buzzfeed-com.2020/02/039:03:16 Kota Hatachi BuzzFeed News Reporter, Japan

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『ファストチェック』
NPO法人「ファクトチェック・イニシアティブ」(FIJ)が公開したサイトでは、国内と海外でメディアなどによってファクトチェックされた新型コロナウイルスをめぐる情報が一覧でまとめられている。ファクトチェックとは、流布されている言説が事実に基づいているのかどうかを調べる「真偽検証」の営みです。
新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、ネット上でその致死率や治療法、中国人観光客をめぐる情報など、悪質なデマから真偽不明な「善意の情報」までが多く拡散している。
Twitterに端を発しているものや、YouTubeやTiktokで広がりを見せているもの、LINEのオープンチャットで共有されているものなど、そうした情報は世界中で枚挙に遑がない。中には過度に不安を煽るものや、差別や憎悪を煽るものもある。
「いま、新型コロナウイルスの問題をめぐって日々膨大な情報が飛び交っています。人々が不安を抱えていることや、問題が国境を超えて、わからないことだらけのため、誤情報も広まりやすい状況にあるといえます。差別が生まれやすい状況もあり、ある意味非常に危険な局面にあると思います」
FIJの理事兼事務局長の楊井人文さんは、BuzzFeed Newsの取材にこう語る。
そうした状況を危惧し公開した特設サイトでは、国内と海外でメディアなどがファクトチェックした新型コロナウイルスをめぐる情報が一覧でまとめられている。
掲載されているのは、例えば国内では「ウイルスの対策・効果に関するもの」では「ウイルスの予防に紅茶や緑茶がお勧め」(ヨミドクターが検証済)という科学的根拠のない情報や、「患者の発生状況に関するもの」では「致死率15%、感染率83%で人類史上最凶」という誤った情報だ。また、海外のものは国際ファクトチェックネットワーク(IFCN)が英語でデータベース化したものを翻訳し、紹介している。例えばコロンビアで拡散した「武漢でコロナウイルスにより1万人が死亡した」(誤りと検証済み)や、韓国で拡散した「中国政府が公式文書で『ニンニクは新型ウイルスの予防に効く食品である』と発表した」などの情報をみることができる。
2月3日夕現在で国内16、海外12の情報が掲載されている。また、未検証ではあるものの「あやしい」とされる「要注意リスト」もある。
社会に誤った情報が拡がるのを防ぐ仕組み」をつくることを目的に、ジャーナリストや学者、弁護士らによって2017年に設立されたFIJ。
日本におけるファクトチェックの基準を発表したほか、ファクトチェックの対象となる「疑義言説」をメディアに共有するシステム「ClaimMonitor」を展開するなどの活動を実施してきた。
BuzzFeed Newsも2019年7月からメディアパートナーとなり、ファクトチェックをめぐる情報共有をしている。そんなFIJが、今回の新型コロナウイルスで特設サイトをつくった理由について、楊井さんはこう語った。
「いま内外でどのような誤情報が流れているのか、あるいは何が検証されていないのか、わかりやすくリスト化したものがあれば便利だと思ったからです」
「また、ファクトチェックの成果はなかなか必要な人々に届きにくいという課題も指摘されています。これまでFIJも硬いイメージがあったと思うので、老若男女の幅広い層にみてもらえるようイラストを使うなどの試みもしました」
サイト(https://fij.info/coronavirus-feature)からは、ファクトチェックに関する情報のほか、信頼できるサイトをリスト化した「正しく怖がるためのリンク集」も見ることができる。情報提供も受け付けているという。
「この特設サイトが、誤情報に振り回されたり加担したりせず、落ち着いて情報をみきわめるのに少しでも役に立てればと思っています」
記事画像https://www-buzzfeed-com.2020/02/039:03:16 Kota Hatachi BuzzFeed News Reporter, Japan
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