飯島企画業務日誌

『ミッド-センチュリー』Mid-Century ≪家具≫

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おはようございます😉

 

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『ミッド-センチュリー』Mid-Century ≪家具≫
それを家具インテリアの業界では20世紀中盤のデザインの呼称として使用しています。
第二次世界大戦後に軍用技術を生かして新たに生み出された素晴らしい家具が次々と世に登場した家具デザインの黄金期です。また、この年代からプラスチック製の量産される椅子が世に登場しました。今まで木材で家具を作るのが当たり前の時代から、新たな素材への取り組みが始まりました。その木材も成形合板を使った量産家具も流通するようになった時代です。
一昔前までは国ごとに呼称を分けるのが一般的でした。
【アメリカンミッドセンチュリー】
【ヨーロピアンミッドセンチュリー】
【スカンジナビアンミッドセンチュリー】
【ジャパニーズミッドセンチュリー】
単純に【世紀の真ん中頃なデザイン】という意味ですが、国ごとに特徴や流れが全然違いますから”どこの”ミッドセンチュリーデザインかが情報として必要でした。ただ、ミッドセンチュリーデザインのなかでHerman Miller社やKnoll社といった著名な家具デザイナーを抱えるアメリカの家具メーカーを中心としたブームがありました。デザイナーで言うと、イームズ夫妻やジョージ・ネルソンやエーロ・サーリネンといったアメリカの家具デザインの人気が急激に高まった時期です。そのブームが日本で1990年代の後半から2000年の前半までありましたので、ミッドセンチュリーはアメリカ感が強かったです。それが今となっては、ダークトーンの濃い木の色の家具やプラスチック系の椅子があったら”ミッドセンチュリー”と呼ばれることもあり、もはや言葉の意味の原型が無くなっています。
50年代ごろのアメリカの家具は、濃い目の木の色の家具が中心のコーディネートだったのでその印象からでしょう。
プラスチックで出来た椅子はイームズシェルチェアやサーリネンのペデスタルチェア(チューリップチェア)などの印象です。しかし、第二次世界大戦にてアメリカは軍事技術を生かして家具の製造技術も飛躍的に進歩しました。特にイームズのプライウッド製造技術により飛躍的に家具の幅が広がりました。そしてFRPを利用したイームズプラスチックチェアが作られたように、新たなデザインムーブメントが発生した年代のデザイン様式をミッドセンチュリーとカテゴライズするのなら、「ミッドセンチュリー=50年代頃のアメリカの家具」というのは合っています。
記事画像https://ogitaka.com/2017/11/22/mid-century/#:~:text=%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83 『© 2017-2020 名作家具とデザインの話.【ミッドセンチュリーとは】ミッドセンチュリーの正しい意味を詳しく説明』
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