飯島企画業務日誌

「国家の品格」藤原正彦

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おはようございます☀️
「国家の品格」藤原正彦
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当時の国家間の思惑や実態を丁寧に教えてくれる
グローバリズムの中で民主主義や自由社会が欧米化に知らぬうちに導かれている事
武士道精神の必要性と日本が持つ固有の良さなども分かりやすく説明し、頷かせられる
虫の声を穏やかに聞き入れて感じる美意識、そして農民の手入れによる見事な田園風景のなかで感じる自然の畏怖の中でちっぽけな人間という認識
論理には「出発点」が必要でその選定を誤れば、解決出来ない
「駄目なものは、駄目!」と言う死生感ではないだろうか
勉強だけでは身に付かない、体験する事の大切さ
素晴らしい「物」「事」に感謝し、感動し、辛いことも受け入れ
喜怒哀楽の感情のバランスを整え、気付くこと
効率(金儲け)だけ追及すると多様性が崩れてしまう
終戦後アメリカ(GHQ)による旧制中高学校の廃止
文化、経済、技術の発展の裏側で日本人の「情緒」「形」等の衰退
便利になるのは嬉しいことですが
大切なものを知らず知らず無くしているのでしょうか
私の子供達で云えば小学校の書道で購入させられた『習字セット』です
硯が硯の形をしているプラスティックで墨は墨汁でした
書道は初めに硯に水を張り墨を研ぎながら、墨の香りを嗅ぎ
心を穏やかに(情緒)整える処(形)から始まるものではないでしょうか
プラスティック容器に墨汁を入れるだけでは情緒も形も在りません
これはとても小さなことかも知れませんが
こんな進歩、便利が生活の中に切りがない程あります
藤原正彦さんはこのように仰っています
「若い時に感動の涙とともに読むのがなんと言っても理想です。」
「情緒や形を育てる主力は読者なのです。」と
最後に、藤原正彦さんが想う「武士道」とは、こう言う事でしょうか?
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