飯島企画業務日誌

『SNS時代 言葉への関心は?』

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おはようございます😌

『SNS時代 言葉への関心は?』
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「憮然(ぶぜん)」「御の字」「砂をかむような」の意味をどう捉えていますか?「憮然として立ち去った」と言う言葉。
この「憮然」の意味を約57%の人が、ムスッとした様子、仏頂面、腹を立てている様子と答えたそうです。
正しい意味は28%で「失望してぼんやりしている様子」です。

「御の字」も、本来の意味「大いにありがたい」を選択したのは37%で、50%は「一応、納得できる」と、捉えていました。

「砂をかむよう」という慣用句では、本来の意味「無味乾燥でつまらない様子」として使用している人が32%
一方、「悔しくてたまらない様子」という、本来とは違う使い方をしている人が57%いたそうです。

時代とともに、使い方に変化も見られる日本語。文化庁は「SNSなどで言葉を発信できる社会になり、かつてなかった形で、言葉への関心が高まっているのではないか」としています。

また、日本語の感覚の難しさ。
「月並み」の意味はどうでしょうか?
辞書によると「新鮮味がなく、ありふれていて平凡なこと。また、そのさま。」という意味です。もともと、「月並み」というのは、毎月決まって行われること。月に一度あること。毎月。という意味の言葉でした。今の言葉で言うと、月一ですね。
毎月俳句の宗匠が句会を開き、集まった句に得点をつけたり講評したりしていました。
明治の中期に、正岡子規がこうした句会で作られるような句を、ありきたりであるとして、「月並調」と呼んで批判しました。
そこから、俳句や和歌などで行う月例の会のことを「月並みの会」というようになりました。
そこから、「月並」が「ありきたり」「平凡」といった否定的な意味の日本語として用いられるようになったそうです。

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