飯島企画業務日誌

『アスパラガス』

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おはようございます😉

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『アスパラガス』
アスパラガスの旬は春から初夏にかけてです。緑色のグリーンアスパラガスは通年ありますが、一番おいしいのは今が旬で、国産のものが多く出回ります。また、白色のホワイトアスパラガスはこの時期に出回る季節の味です。このふたつは同じ品種ですが、栽培方法の違いによって変化したものです。
アスパラガスは多年草で、ヨーロッパでは紀元前から食用にされていました。日本で食用に栽培され始めたのは明治時代初期で、北海道開拓に伴って導入され、大正時代以降本格的に栽培されるようになりました。当初はホワイトアスパラガスがメインで、そのほとんどが缶詰になっていましたが、その後、グリーンアスパラガスが好まれるようになり、青果で流通するようになりました。ホワイトアスパラガスの栽培は減少しましたが、ホワイトアスパラガスも青果で流通するようになり、人気が出ています。出荷量の多い地域は北海道や長野県、佐賀県、長崎県などです。
■グリーンアスパラガスは一般的に流通しているのはグリーンアスパラガスがほとんどです。食用になっているのは地上に伸びてくる新芽の茎の部分。栽培時に日光を浴びると茎が緑色になります。歯ごたえが良く、独特の風味と甘味があっておいしいですね。旬のものは根元の方までやわらかく風味も豊か。収穫は春から秋と長いのですが、冬場はオーストラリアやメキシコなどからの輸入物が店頭に並びます。
■一方、ホワイトアスパラガスは芽が出る春先に盛り土や遮光フィルムで日光が当たらないようにして育てたもので、全体が白いままです。缶詰用に加工されたものはやわらかいですが、生のホワイトアスパラガスは皮が固めなので、皮をむいてから調理します。食感はやわらかく甘みがあります。ホワイトアスパラガスは栽培に手間がかかり、傷みやすいので流通量が少なく、価格もグリーンアスパラガスより高めです。生で出回るのも旬のこの時期だけです。
アスパラギン酸は新陳代謝を促し疲労回復に効果があるといわれています。また、穂先にはフラボノイド色素のひとつルチンが含まれています。ルチンは、血管を丈夫にするといわれています。
なお、ホワイトアスパラガスよりもグリーンアスパラガスの方が栄養価は高いです。
■アスパラガスにはオスとメスがあるのをあなたは知っていましたか? 私は知りませんでした。まず、アスパラガスの穂先を見ます。メスのアスパラガスは穂先がしまっています。そしてオスのアスパラガスは穂先に隙間があり膨らんでいるのです。
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この写真だと、左がオス、右がメスです。 メスはオスよりも、芽を出す数が少ないため、一本あたりに栄養素が多くいきわたり、旨味や甘みが凝縮され、栄養価も高く、美味しいと言われています。ぜひ『アスパラガス』を購入の際は、“メス”を探してみてはいかがでしょうか。
野菜は、基本的に畑にいるときの状態で保存すると、美味しく長持ちします。『アスパラガス』は長いため、冷蔵庫で”横”にして保存してしまいがちですが、そうすると栄養が逃げてしまいます。『アスパラガス』は収穫されても、成長し続けようとするため、横にしてしまうと穂先の芽が上に伸びようとして、持ち上がり広がってしまいます。やはり、そのためのエネルギーも消費されてしまうため、栄養価が下がってしまうのです。できるだけ”立てて”保存しましょう。
旬の時期はお値段も安めになるので、いろんなお料理で味わいたいですね。
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