飯島企画業務日誌

『時薬』

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おはようございます😉
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『時薬』
医学が発達して、いろいろな薬が発明されています。おかげで、昔は治らなかったが、今は治療できる、そういう病もあります。しかし、どの病にも効く薬というものはありませんし、深い心の悲しみを治せる薬もありません。
では、題名にある全ての悲しみを解決する「時薬(ときぐすり)」「日にち薬」とは、どういうことなのか?
これは飲む時間が決まっている薬のことではありません。
英語のことわざに”Time cures all things.”とありますが、意味は「時は全てを癒してくれる」
肉体の病、また、骨折は、時間の経過とともに、治っていく場合があります。その時に、時間が薬のように例えられたりします。また、大事な人が亡くなった深い悲しみなどは、「すべては時間が解決してくれる」とも言われますように、時間にしか癒せないこともあります。
実は「時薬」が早めに効く心がけがあります。それは仏教に教えられています。

「過去の因を知らんと欲すれば、現在の果を見よ。」
「未来の果を知らんと欲すれば、現在の因を見よ。」(釈迦)
(意訳)過去にどんなことをやってきたか、知りたければ、現在の結果を見ればわかる。未来にどんな結果がくるか、知りたければ、現在、どんなことをやっているか、見ればわかる。

これは”三世因果”と言い、過去、現在、未来を三世(さんぜ)といい、それぞれ因果関係で結びついているということです。
過去のことをどれだけ考えても、タイムマシンはありませんから、過去に戻ることもできず、ああしておけばよかった、こうしておけばよかったと悔いてばかりいても、時薬の効き目はなかなか現れません。現在、今が大事、今に集中しましょうと言われている言葉ですから今に集中して、過去や未来を忘れることにより、時薬が早めに効いてくるようになります。そこから、過去のことを振り返ったり、未来のことを考えたりすればよいのではないでしょうか。
記事画像https://www.kokoro-odayaka.jp/f-post/19281/
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