飯島企画業務日誌

『人間の3大ニーズ』

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おはようございます😉

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『人間の3大ニーズ』
パンデミックをきっかけに視聴者数・視聴時間ともに増加しているYouTube。2020年4月1週目、YouTubeの視聴時間は320億分となり、前年同期の150億分から2倍以上増加したという。
YouTubeは、世界的に40~60代の利用者の増加が顕著になっており、もはや若い世代のみのソーシャルメディアではなくなったといわれている。今回のパンデミックをきっかけにした視聴者・視聴数の増加、またそれに伴うトレンドから、年齢に関係ない人間の普遍的なニーズをあぶり出すことができるかもしれない。
YouTubeがこのほど発表した英語レポートは、パンデミック下のYouTubeトレンドを文化人類学者が構築した人間のニーズモデルから解読しようと試みたもの。年齢・国籍・人種に関係なく、人間はどのようなニーズを持っているのか、膨大なデータから興味深いインサイト(洞察)を与えてくれる。

ニーズに関して、世間では「マズローの欲求5段階モデル」が有名だろう。KR&Iモデルは、ヒエラルキー(段階)がないという点でマズローモデルと大きく異なっている。 マズローモデルは、人間の欲求には5段階あり、各段階の欲求が満たされると、次の欲求を満たそうとする心理・行動を表すもの。第1段階は食事や睡眠などの「生理的欲求」、これに第2段階「安全欲求」、第3段階「社会的欲求」、第4段階「承認欲求」、第5段階「自己実現」と続く。
各段階の欲求が満たされると、次の段階に進むというヒエラルキー構図。シンプルで分かりやすく、様々なモデルが構築されては消えていく中で、何十年も生き残っている稀な存在だ。しかし、KR&Iの研究者らは、同モデルでは人間心理・行動の複雑性を説明することが難しいと指摘、その複雑性を考慮したモデルが必要だと主張する。
ヒエラルキー構造がないという点に加え、KR&Iモデルでは要素が一部重複する点もマズローモデルと異なる。各要素は完全に分かれるものではなく、重複する場合もあるということ。
■「セルフケア」について。心身の健康状態を維持・向上したいというニーズはヨガ、瞑想ガイダンス、自然音、自宅で運動などの動画トレンドにあらわれているという。
■「社会的つながり」は、このニーズを最も色濃く反映するトレンドが「With Me」動画だろう。特に学校閉鎖やオンライン移行の影響を受けた世界各地の学生の間で「Study with Me」動画が以前にも増して人気となっている。
■「アイデンティティ」は、消費者が今の自分を確認するため、また将来なりたい自分を想像し起こす行動を説明する要素。YouTubeを通じて、新しいスキルや知識の習得を促進させようとする行動は、アイデンティティニーズから発生するものとも考えることができる。

消費者トレンドだけでなく、人間の普遍的ニーズも知ることができるYouTubeトレンド。社会学系の研究対象として、今後一層注目されることになるかもしれない。
記事https://news.yahoo.co.jp/articles/b39d522f6b9061edf1933125fff7ff0232a373bb?page=1 『コロナ禍のYouTubeトレンドがあぶり出す「人間の3大ニーズ」 マズローを超える文化人類学的考察』2020年9月15日 9;16
画像『マズローモデルとKR&Iの比較(KR&Iホワイトペーパーより)』2020年9月15日 9;16
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