飯島企画業務日誌

冷凍保存した干物を美味しくいただくには?

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『乾物/干物』3/5
冷凍保存した干物を美味しくいただくには?
冷凍保存した場合は、凍ったまま火を通してあげると鮮度を保ったまま美味しく焼きあがります。
フライパンや網、オーブントースターなどを十分に温めておいてから、皮身を上にして干物を乗せます。
冷凍のまま焼くことで身が崩れにくくなるのと、解凍時にでるドリップも防ぐことができます。ちなみにドリップとは、よくスーパーの解凍マグロのパックなどに溜まっている赤い液体の事を言います。ドリップにはうま味や風味が詰まっているので、これも出ないに越したことはありませんね。
最期は弱火で焼き、ひっくり返して焼き目が付いたら出来上がりとなります。干物には干物特有の美味しさがあります。ただ単に水分を抜いただけではありません。日に当てて乾燥させることにより、タンパク質が変化して、生のお魚を焼いた時とは違った味が楽しめます。
干物は保存食でありグルメである、ハイブリッドな食材だと思います。
こだわって作られた干物は絶品で、干物はギフトにも喜ばれております。もちろん生魚よりも日持ちがしやすく、冷凍、冷凍保存したとしても鮮度が落ちにくいのでその点では保存食とは言えます。奈良時代からお殿様に献上するために保存食にして、お届けするために干物は使われたと言います。お殿様に美味しい食材を届けるために干物にして日持ちできるようにしたんですね。
江戸時代に作られた干物は、塩分が多くよく乾燥されているため、固くて味よりも保存重視ですが、現代の干物は塩分を控えた干物や、一夜干しが主流です。特に一夜干しは、水分も多くなっているので食べたときにジューシーで魚の旨味が凝縮され、おいしさが引き立つ味になっています。
記事https://www.takaraya-himono.com/blog/column/2131
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