飯島企画業務日誌

『ヴァイナル』?

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おはようございます😉

 

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『ヴァイナル』?
身近にDJやレコード好きがいる人は、もしかしたら彼らの口から「ヴァイナル」という言葉を聴いたことがあるかもしれません。でも、正直意味は知らない……という人も少なくないはず。
「ヴァイナル」とは、端的に言えば”レコード”のことです。「なんだよ!」とがっくりきた人もいるでしょうが、そうなんです。「ヴァイナル」とは”vinyl”。そう、ビニールのことなのです。またまた「なんだよ!」とがっくりきた人もいるでしょうが……。そもそもビニールとは、皆さんご存知のようにレジ袋や長靴、バッグなど、さまざまな用途で使われる樹脂製の素材のこと。このビニール製のレコードが多く普及していることからレコードを「ヴァイナル」と呼ぶことが広まったと考えられています。
由来を知ったところで、1つ注意しなければいけないことがあります。というのも、先程「ヴァイナルとはレコードのこと」と申し上げましたが、決してレコード=ヴァイナルではないのです。順を追ってご説明しましょう。
レコードのご先祖様は、発明王エジソンが発明した「フォノグラフ」という音を記録・再生する機械。このときはまだ円盤ではなく真鍮製の筒を用いていましたが、のちにレコードが発明されると、ゴムなどの樹脂を経て「シェラック」と呼ばれる素材でできたもので一旦落ち着きます。
ところがこのシェラック、摩耗しやすく落とすとすぐに割れてしまう非常にもろいもので、その代用として使われるようになったのがビニール製のレコード。そう、「ヴァイナル」なのです。つまり、ビニール製でないレコードも存在するということ! 慣例的に呼ぶとしても、本来の意味としては誤りということになる可能性があるのです。
この呼び方は、古くからのレコードファンの間でというより、DJとして活動しているヒップホップ・レゲエなどの若いリスナーの界隈で使われはじめた言葉といわれています。
由緒正しい言い回しというわけでもないので、間違いを避けたければ「レコード」と呼んでおけば、ひとまず間違いはないかもしれません。
記事https://snaccmedia.com/2018/11/post-419/
画像https://bunshun.jp/articles/amp/5237?page=1
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