飯島企画業務日誌

『寿命の回数券』テロメア1/2

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おはようございます😉

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『寿命の回数券』テロメア1/2
私たちの身体をつくる37兆の細胞は、常に新陳代謝をくり返し、古い細胞が新しい細胞へと入れ替わっています。
細胞のなかには核と呼ばれる構造体があり、その核の中に染色体があります。染色体とは、タンパク質にDNAが巻き付いた構造物のことを指します。この染色体の最末端にあるのがテロメアと呼ばれる部分で、細胞分裂のたびに短くなることが知られています。
テロメアは細胞分裂をするたびに数が減って、短くなってゆきます。ある一定の数より減少すると染色体が不安定となり、短くなりすぎるとその細胞はやがて分裂できなくなる「細胞死」という状態を迎えます。そのため、テロメアの長さが寿命の度合いを示すのではないかと考えられています。
また、テロメアが短いとがんや脳卒中などの疾患リスクが高まるとも考えられており、予防医学の分野では自分のテロメアの長さを検査して、老化度や疾患リスクを把握し、今後の生活改善に役立てていこうとする検査も登場しています。
■テロメアには2つの働きがあります。
〇ひとつは染色体末端を保護する役目です。染色体がむき出しの状態でいると、互いにくっついてしまい不安定な状態になり、細胞死や発ガンの原因となります。テロメアはDNA配列のキャップとして先端に位置することで、染色体を厳重に守ります。
〇もうひとつは、染色体の末端を完全に複製することです。細胞分裂の際にDNAが正確にコピーされて、新しい細胞に正しく配分される安定性を担っています。テロメアが先端から消滅すると、それ以上は細胞分裂されないため、コピーエラーがなくなります。

♯テロメアが短くなることで、細胞の働きが弱くなり、例えば皮膚のハリのもととなるコラーゲンの生成能力が落ちて、たるみやシワが出てくるようになります。現代では、このテロメアを伸ばして老化を遅らせて、がんや脳卒中などの病気を防ごうという研究が進んでいます。
引用文献

記事画像 https://natucli.com/column/fibroblasts/stemcell_skin04-2/ 『寿命を司るひとつの要因「テロメア」と幹細胞の関係 再生医療コラム”再生美容でbeautyを叶える道 2020/1/18 17:00』

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