飯島企画業務日誌

『双眼鏡』

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『双眼鏡』
野鳥や天文ファンの間で支えられてきた双眼鏡市場が、じわじわと盛り上がりを見せています。双眼鏡に注目するのはジャニーズや宝塚歌劇団などが好きな女性たち。それも、5~8万円とお高めの商品が人気だといいます。今や観戦の「必需品」となりつつある双眼鏡。年末年始はイベントも多いだけに、メーカーや販売店の期待も上がっています。(朝日新聞経済部記者・高橋諒子)
必需品は「防振双眼鏡」
「したたる汗も、まつ毛も見えた」「常にブルーレイ画質」。ジャニーズファンたちがSNSなどで情報交換しているのは、双眼鏡の性能について。特に話題を集めているのは、手ぶれ補正のある「防振双眼鏡」です。多くが数万円という価格帯ですが、ドームなど広い会場で開かれるアイドルのコンサートでは「必需品」とも言われています。
長く無風だった双眼鏡市場に吹いた「ジャニオタ」の追い風。このチャンスを逃すまいと、メーカーも製品開発に力を入れています。
手ぶれ補正が口コミで広がる
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キヤノンが11月8日に売り出した防振双眼鏡の新製品は、8~10倍と高い倍率ながら重さは420~430g。これまでの製品は同じ倍率で600gと、「コンサートで使うと重くて肩がバキバキになる、という声があった」と開発担当の篠原玲子さん。長時間、片手でも持ちやすくするため、軽量化にこだわったそうです。
防振機能を使うには、双眼鏡についたボタンを押し続ける必要がありましたがこれも改良。コンサートでの使い勝手を考え、今回は一度ボタンを押せば5分間作動し続けるようになりました。
キヤノンで双眼鏡の売り上げが伸び始めたのは2013年ごろから。開発担当の家塚賢吾さんは「はじめはなぜ売れているのか分からなかった」といいますが、ジャニーズなどアイドルファンの間ではインターネットやSNSやウェブサイトを通じて口コミが広がっていました。キヤノンの防振双眼鏡の販売台数は、5年前から2~3倍に伸びたといいます。
購買客は、男性より女性ファンが多いそう。ジャニーズファンのみならず、宝塚歌劇団や声優の舞台、漫画やアニメなどを舞台化した「2.5次元ミュージカル」などでも需要が伸びているそうです。メーカー関係者は「アイドルファンなどの市場は星や鳥の愛好家とは比べものにならない大きさ」と期待をかけています。双眼鏡市場のアイドルファン争奪戦はしばらく続きそうです。

『中国に小京都』巨大プロジェクト

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『中国に小京都』巨大プロジェクト
中国では今、本格的な京都の街並みを中国国内に作るという、巨大プロジェクトが進められている。日本の企業にとってもビジネスチャンスになり、中国人の訪日にもつながると言われているこのプロジェクトとは、一体どのようなものなのだろうか。
『京都風情街プロジェクト』という名の付けられたこのプロジェクトを手がけているのは、不動産開発から木製工芸品の加工までを幅広く手がけるグループ会社大連樹源科技集団有限公司(以下、樹源グループ)。プロジェクトがスタートしたきっかけは、樹源グループのオーナーが日本を旅行した際、日本流のおもてなしや雰囲気に感銘を受けたことだったという。「京都では食べ歩きをしながら、お店に立ち寄ったりしながら町歩きを楽しむことができる。そんな事ができる魅力的な街は世界中どこにもない」。オーナーの夫人のそんな言葉がプロジェクトスタートのきっかけとなったそうだ。
投資総額960億円ともいわれる同プロジェクトが進められている場所は、大連市の中心部から約40キロ西にある金石灘地区で、64万㎡(東京ドーム約13個分)という広大な敷地には、京都の街並みを再現した小京都を建設する予定だという。現在すでに温泉ホテルと温泉付き別荘が開発されており、今後はさらに清水寺の参道「二年坂(二寧坂)」を模した、情緒ある家屋や商店が立ち並ぶ美しい街並みが開発される予定となっている。
湯景沢ホテルと別荘地の開発では、建築においては日本人と共に設計チームを結成し、日本からの建築士も参画して計画・設計を実施している。そのほかにも、日本の建築材や家具を取り入れるなど、和風を再現することにこだわっている。屋根には日本製の瓦が使われており、雨どいまで付いている。別荘は2016年より販売が開始され、最高金額は1億5000万円となるが、約200棟すべてが販売直後に完売したほどの人気ぶりだ。購入者はいずれも中国国内の富裕層だったという。
同プロジェクトで採用された屋根瓦を製造している日本の会社によると、瓦を作るためには日本特有の粘土の質や高い技術が必要なため、中国で作ることは難しいという。京都風情街では全体で1600棟の建物が作られる予定となっており、日本の企業にとっても大きなビジネスチャンスとなっているようだ。
観光客用の温泉付きホテルもすでに完成しオープンしている。ホテルで提供される料理は和食にこだわり、日本から料理人を派遣して、従業員に和食のノウハウを伝授した。また、日本の温泉宿をイメージした露天風呂のみならず、スパも完備。スタッフは日本風にお辞儀をし、和服でおもてなしをする。ハード面でもソフト面でも、観光客が日本に来ているような錯覚を起こすほどの出来栄えとなっている。ホテルは2人部屋でも1泊で約27,000円という、中国においては高額な価格設定となっているが、温泉に来た中国人観光客には日本流の環境のきれいさで好評を得ているようだ。
樹源グループによると、京都風情街プロジェクトをスタートさせるにあたり、京都の表屋づくりの街並みを再現することにこだわったという。そして、京都の風景には中国の唐の文化が残っていて、中国人が受け入れやすいという点、そして唐の時代のものは中国よりも日本の方がよりよく保存しているという点に着目したという。同社は、このプロジェクトを通じて中国人がより日本の文化を深く知るきっかけを作り、両国間の文化交流のプラットフォームとなることを目指しているそうだ。
実際、プロジェクトの開発区のある大連には数多くの日系企業が進出しており、日本とのつながりも深い。また、オープンな土地柄ゆえに、世界中から観光客が訪れる可能性もあるという。清水寺周辺を再現した商店街には、日本の商品を取り扱う店や文化体験ができる施設を最終的に300〜400店建設する予定となっている。
プロジェクトの担当者によると「京都の老舗漬物店が出店予定など、多くの方が興味を持ってくださっています。京都発のお店だけでなく、地方自治体の広報を兼ねたアンテナショップなど様々な使い方もできるのではないと考えています」。大連の京都風情街を訪れたことをきっかけに、実際に日本に行きたいと興味をもつ人も増えるのではないかと予測。日本文化を中国に伝えることで、両国の人々にとっての架け橋となることが期待されている。
2020年には第一期の作業が完了する。全体を1/3ずつに分割し、それぞれ別のデベロッパー(土地開発業者)が作業を担う。全体が完成するのは2024年か2025年ごろだという。
以上の記事はとても友好的に書かれたものですが、どう、思われますでしょうか?
中国の成長鈍化が米中貿易戦争の影響によるものであることは明らかです。この為、中国経済の減速の影響で外需は弱いものの、個人消費や設備投資といった内需が底堅く、輸出の落ち込みをカバーしています。中国国内でのテーマパークの開発も進んでいて、中国の消費者が娯楽サービスに金銭を投じる傾向は強まっているそうです。
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空前のインバウンド・ブームに沸く、ここ数年は世界の人気観光都市ランキングでも第1位を獲得するなど、世界的な京都ブームを巻き起こしてきました。京都はオーバーツーリズム(過剰な混雑)状態で、今年5月にエベレスト山頂付近で「12時間以上の混雑」に巻き込まれたことによる極度の疲労により死亡者が多発。山岳事故のニュースが思い出されるほどの混みぐあいです。これ程、人気のある京都はこれ以上の観光客を望んでいるのでしょうか?
京都の空気や歴史、人の情感は輸出できるのでしょうか?日本人は技術だけでなく、文化も手放してしまうのでしょうか?
京都は京都にあれば良いと想うのですが、日中の友好関係が進展することを希望したいと想います。

『ガンディーの経済学』

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『ガンディーの経済学』
第一次世界大戦後のインド独立運動の指導者。第一次世界大戦後から国民会議派を率いてインドの独立運動を、非暴力・不服従という戦術で展開し、第二次大戦後に独立を達成した。ヒンドゥー教徒とイスラーム教徒の融合を終生追求したが、ヒンドゥー狂信者によって暗殺された。

無分別なやり方で日々の欲求を増大させる事は、人間の欲望を終わりの無い連載に従属させるだけである。そうした過程は、個人を持続的で安定的な消費経路へと導く事は無い。狂ったように欲求を増大させ、そうする事が、自身の真の富に何かを付け加えると考える者は、誤っている。そうではなく、放縦(思うままに振る舞う事)や欲求の際限なき増大は、知足(足りるを知る者は富む)や個人の自律性、自尊心、精神の安寧を蝕むがゆえに、人の成長を阻害する。個人の長期的な幸福は、まさしくこれらの価値によってこそ見出せるのであり、いま好きな物を獲得することではない。
知足が、幸福なのです。誰がこれ以外の幸福を知っていたでしょうか。他の幸福と思われる物はどれも蜃気楼にすぎません。私達がそれに近づけば近づくほど、それは遠ざかって行くのです。
どんなに多くの物を所有しようと、満たされていない者は、欲望の奴隷となるのです。個人に当てはまる事は、社会にとっても当てはまります。
人々が「最大限の努力」によって物質的欲望を慎重に抑制する事が、より理性的な解決策をもたらすのである。
適切な情報を獲得して、欲望を支配し、調整し、修正する事が出来る。
各国が進歩するには、その住民の側に、自らの製品や製造者を選好する事が求められる。それらを使用する道徳的責務があるのである。
私達は国旗を掲揚する儀式に出席して自分たちの国旗に誇りを抱きます。もしあなた方が自国製品を好まずに外国製品に憧れるならば、私達の誇りは何の意味もない。
ガンディーは、身体と知性と精神がバランスよく調和して成長することが、人間開発の目標であると信じていた。
権利は義務に関連すると言う事、そして、義務は概念的に権利に優先すると言う事である。
彼が表明した機械の使用に対する反対論。動力機械や大規模生産に対して、経済発展の道としての近代的路線に則った産業化に対して敵対的態度をとった。
これは、日本でも起り大型スーパーの進出で町の商店街がシャッター街になった。
《ガンディー~受託者へ》「私は、あなたが、自らの労働者をあなたの富の共同管理者にする事を望むのです。」現代で言う「コーオウンド」のようだ。
そしてまた、生活賃金を支払い、清潔な労働環境を確保し、安価で栄養価の高い食べ物、衛生、そして労働者の子供達の初等教育の為の施設を提供する雇用者側の義務を意味すると考えていた。
宣教師は、英語を通じてキリスト教の知識を伝えようとし、イギリス政府は、行政のための事務員と安価な教養ある労働力を必要とし、そしてインド人社会改革者は、イギリス式教育の大義を昌道して、静態的なインド社会を近代化しようとした。
最善の身体、知性、そして精神を総合的に引き出すこと。
教育とは、何かを解放するものであり、知性とは、人類への奉仕に役立つあらゆる訓練を含み、解放とは、この世においても存在するあらゆる形の隷属からの自由である事を意味する。
身体的教育が目指すのは、より大きな筋肉ではなく、鍛練された柔軟な身体であり、それは「健康的で、活力に満ち、たくましい」ことに加えて、より重要な事として、30マイル歩くこと、山を登ること、つるはしやシャベル、ハンマーを使うことなど、やるべき仕事を何でも不平や疲労無しに出来る身体である。
ガンディーが提唱した教育プログラムはナイー・タムリ(新しい教育)として知られ、これを基礎教育とも呼んだ。3つの基本的原理に基づくもので、すなわちそれは指導の言語は英語では無く、母語で行い、読み書きよりも就業的志向を持つこと、そして財政的に自立する事である。
惰性的観念の暗記こそは、植民地教育システムの最も息苦しい特徴とみなし、子供が学習過程において能動的な参加者となるような方法と環境を作り上げようとした。
驚くべき同盟者は「毛沢東」である。毛は、社会の革命的変化をもたらすのは、下からの教育革命と言う観念から、中国の伝統的教育の特徴であった実践活動が無視されたことを嘆いた。毛は、大学の卒業生はなんらの実践活動にも従事せず、学んだ事をいかなる生活領域にも応用していない。毛もまた、ある段階でガンディーと同様に、学校は財政的に自立するべきと考えた。
人が、個人に重きを置き続けながら「所有的個人主義」に突き動かされた社会の特徴としての不平等と不正義に断固として立ち向かいうると言うことは、ガンディーの遺産の価値ある部分である。彼の理論とは、「非所有的個人主義」のそれなのである。

『常陸坊海尊』

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おはようございます🌼

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『常陸坊海尊』2019年12月7 日(土)から、KAAT神奈川芸術劇場で開幕中。
KAATの芸術参与就任後に初めて長塚圭史が手掛ける作品は、戦後を代表する劇作家・秋元松代の最高傑作と名高い戯曲で、1997年に蜷川幸雄演出で上演されて以来、22年ぶりの上演となる。
常陸坊海尊は、奥州平泉での衣川の戦いを目前に主君・源義経を見捨てて逃走し、その後不老不死となって何百年にも渡り源平合戦の話を人々に語り聞かせたと言われる伝説の人物だ。戯曲ではこの東北の仙人伝説を背景に、戦中から戦後へと急速に移り変わる社会の様相や、人間の生、性、差別、格差の問題などが描かれている。秋元は柳田國男の民俗学に関心を持ち、東北の風土や伝承、津軽弁を入念に学びリサーチして書き上げた。
同作が書かれた1964年は、高度経済成長が始まり、日本中が東京オリンピックに沸く時代だった。長塚は55年前に書かれたこの戯曲を「現在の私たちの社会に痛烈に響く現代劇」と称している。今の私たちの目を通して想起させられる社会の形、常陸坊海尊の物語とは……。
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『常陸坊海尊』ゲネプロより
 本作は三幕で構成され、約3時間10分に及ぶ長めの公演となっているが、あっという間に終わってしまったという印象だった。セリフは全て東北弁なので、慣れない人間にとってはしばらく聞き取りづらいかもしれない。しかし慣れてくると笑いを誘うような場面も自然に楽しめるようになり、方言に慣れた頃には聴き心地の良いものになっているから不思議だ。会話を通じて、その時代、その地域に生きる彼らの生活や背景までが透けて見えるようで、戯曲の奥行きが実感できる。
物語は、敗戦直後に東京から学童疎開をしてきた小学生の啓太(山崎雄大)と豊(白石昂太郎)が東北の山の中で迷うシーンから始まる。啓太と豊は山中で、美しい少女と出会う。その少女は常陸坊海尊の妻だと称するイタコのおばば(白石加代子)の孫娘・雪乃(中村ゆり)で、2人に海尊のミイラを見せる。そして何か困ったことが起きると海尊の名を呼ぶようにと教えるのだった。
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海尊のミイラを守り継ぐイタコのおばばは、訪れる男をミイラにしようと男を惑わすのだが、おばばに付きまとう山伏・登仙坊玄卓(大石継太)を流し目で見る姿にはゾクゾクとさせられる。22年前にもおばば役を演じた白石の存在感は本作でも際立っていた。
第2幕は、東京空襲で戦災孤児となった啓太と豊が身を寄せる宿舎のシーンとなる。2人は他の家に引き取られることになるのだが、美しい雪乃に惹かれ、亡くした母親の姿をおばばに重ねた啓太は、そのまま行方知れずとなる。
第3幕は2幕から16年の時が進み、描かれる時代は日本が戦後の復興期を迎えた1964年。魔性の女として覚醒した雪乃が、男たちを惑わせる。骨抜きにされた啓太(平埜生成)をはじめとして、雪乃の呪縛から逃れられない宮司の秀光(深澤嵐)や、啓太の前で雪乃が誘惑する豊(尾上寛之)らが苦しむ姿は圧巻だ。また中村の妖艶な表情や、すがる男を足蹴にする鬼気迫る演技にも注目してほしい。
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さて作中では、自分の罪を悔いて百年という時間を彷徨う法師・常陸坊海尊は、懺悔をして救いを求める人間の救済者となっている。輪廻転生を経て4人の海尊が登場するのだが、1人目の海尊はおばばの回想シーンに、2人目の海尊は疎開児童たちがいる宿舎に、3人目の海尊は魔性の女・雪乃に翻弄され、倒れて気を失う啓太の前に姿を現す。4人目の海尊となるのは……。
現代の視点で観る生や性、格差社会、貧困の問題は、秋元の時代とはまた違った感性で受け取れるだろう。効率と生産性を追う目まぐるしい社会の中で生きる私たちが失ったものも思い出させてくれる。東北の伝承をもとにしたファンタジックで官能的な戯曲の魔力に取り憑かれる感覚を、劇場で味わってほしい。
記事画像引用https://spice-eplus-jp.cdn取材・文・撮影=石水典子
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詳細情報チケット購入はこちらから→https://www.kaat.jp/d/kaison

『クリスマスツリー』ギネスブック

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こんにちは🌼

 

『クリスマスツリー』ギネスブック
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ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに、冬を彩るクリスマスツリーが登場しました。昨年より1万個多い59万1840個の電飾を施し、9年連続でギネス世界記録に認定。頂点に輝く雪の結晶型の装飾も、約3.2メートルで世界最大と認められ、電飾の数と雪の結晶型オーナメントの大きさでギネス世界記録をダブルで認定されました。
記事画像引用https://www-asahi-com.朝日新聞デジタル
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そしてまた、メタセコイアの木にメッセージカードをつり下げてギネス世界記録に挑戦する「灯(あか)りでつなぐ、守山2019」が本日12月8日、滋賀県守山市立中洲小学校グラウンドで開催されます。(びわ湖大津経済新聞)
同小学校は1989(平成元)年から毎年、市内で一番高いメタセコイアの木に同学区の世帯数と同じ数の電飾を飾り付ける「中洲ふれあいの灯」を実施し、今年で30回目を迎える。同イベント30周年と来年に市制施行50周年を迎える同市のプレイベントとして開催します。
市民から集めた夢や希望が書かれた5万枚のメッセージカードを29.2メートルのメタセコイアの木につり下げ、ギネス世界記録に挑戦します。公式認定員立会いの下、14時に市内小学生による最終のつり下げが行われ、審査が始まります。審査中には市内の子ども園・小学生の歌唱や明富中学校吹奏楽部による演奏、同市出身の歌手佐合井マリ子さんのコンサート、市内中学校の生徒会が中心となって作った市制施行50周年PRソング「愛ラブ守山」の歌唱などが行われ、16時にギネス世界記録認定セレモニーを行います。
同小学校の歴史は明治から始まり、世界記録も素晴らしい事ですが、このメタセコイヤの樹が今日まで管理れている事が、また素晴らしいですね。

紅葉

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おはようございます☺️

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O課長が送ってくださった写真です🍁

紅葉がとても綺麗ですね♪

O課長素敵な写真をありがとうございます!

最近は、どんどん気温が下がりマスクをしている方達も増えてきました。身体を暖かくして風邪をひかないように体調管理よろしくお願い致します☺️

 

 

 

『国際学力調査 日本 課題の読解力』

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おはようございます☺️
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『国際学力調査 日本 課題の読解力』
世界各国の15歳の学力を測る国際学力調査の結果が公表されました。日本の子どもは科学と数学はトップレベルを維持しましたが、課題とされている読解力は前回より低い15位でした。専門家は「今の学校は英語や道徳など新たな課題が山積し、読解力の育成が難しくなっている」と指摘しています。
「PISA(ピザ)」と呼ばれるこの国際学力調査は、OECD=経済協力開発機構が世界の15歳を対象に科学と数学、それに読解力を測定するため、3年に一度実施しています。
去年の調査には世界79の国と地域から、日本の高校1年生を含む、60万人の子どもが参加し、その結果が公表されました。
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一方、文章や図表から必要な情報を取り出して文章などにまとめる「読解力」は504点で、順位を7つ下げて15位でした。
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参加した国や地域では、いずれも中国の北京、上海、江蘇、浙江の4つの地域が3つの部門ともトップ、次いで、シンガポールやエストニアなどが上位を占めました。
日本の教育政策はこの国際学力調査に大きく影響を受けてきました。2003年には、順位が下がったことがPISAショックといわれ、それまでの「ゆとり教育」から「脱ゆとり教育」へと転換し、授業時間や教える内容の増加、さらに、全国学力テストの復活にもつながりました。
日本の子どもは過去の調査でトップレベルを維持している科学や数学と比べると、「読解力」が低いとされていて、今の「脱ゆとり教育」は、その育成に力を入れてきたものの今回はその成果が見られませんでした。
結果について、文部科学省は「読解力の低下については、重く受け止めている。要因の分析を詳細に行うとともに、新たな学習指導要領により、教育の質の向上に取り組みたい」とコメントしています。
「読解力」の問題例
試験はパソコンを使って行われました。モアイ像で知られるイースター島をテーマとした大学教授のブログと、本の書評、さらに、科学雑誌の記事の3つの異なる文章を読み比べてもらい、島から大木が消滅した原因について、資料から根拠を挙げて記述するよう求めています。
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正答例は以下のとおりです。
(学説を支持したもの)
▼人々がモアイ像を動かすために大きな木を切り倒した。
▼ネズミが木の種を食べたため、新しい木が育たなかった。
(いずれの学説も選ばず)
▼実際に大木に何が起こったかについては、さらに研究を進めなければならない。
このように、どの学説を選ぶかは自由ですが、なぜそれを選んだのか、根拠を示しながら自分の考えをまとめる力が問われています。
日本の読解力の正答率は、全体ではOECDの平均を上回っていますが、この問題については48.6%でOECDとほぼ同じレベルでした。
課題となっている「読解力」を伸ばそうと、学校現場では試行錯誤を続けています。
福岡県久山町の久原小学校ではおよそ20年前から登校後に15分間読書をしたり、保護者らが参加して、本を読み聞かせたりする取り組みを続けています。また、児童文学作家、新美南吉の「ごん狐」を題材とした国語の授業でも、子ギツネの「ごん」の心の変化や作者のメッセージについて、互いに意見を交換しながら、自分の考えを文章にまとめるようにしていました。
児童の1人は「友達と話し合う中で答えが分かった時は『ああ、そうだ!』とうれしくなります」と話していました。
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小学校では、来年度から英語が教科化されたりプログラミング教育も始まったりするため、読解力の育成ばかりに時間をかけられないなどの課題もあります。
吉田昌平教諭は「こうすれば読解力が育つという正解はなく、なかなか目に見えた結果が出ないところに難しさを感じる。子どもはもともと好奇心が旺盛なはずだが、テストで与えられた問題しか答えなくなる。テストで測りえない考え続ける姿勢の土台を育てたい」と話していました。
「PISAで求められる読解力は単なる文章の読み解きではなく理科や社会、総合学習など教科全体の中で育てていく必要がありかなり高度な学力だ。他方、日本の学校現場には英語やプログラミング、道徳など学習内容が過密化し、『スクラップ』がないまま、『ビルド』ばかりが続いている。教員は基本を教えることで手いっぱいで、高度な学力を育てるための授業の準備が十分できていないのが実態だ。今後は、業務や学習内容のスリム化を進める必要がある」と指摘しています。

『骨肉茶そば』

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おはようございます☺️

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『骨肉茶そば』
今年の3月に公開された、ラーメンと骨肉茶が繋ぐ家族愛 斎藤工主演の美食映画「家族のレシピ」で話題になった骨肉茶(バクティー)。が今名代富士そばで食べられる。蕎麦だと思って食べると相当な衝撃を受ける「肉骨茶そば」を新メニューとして販売しています。
《富士そば海外班》
シンガポール式の肉骨茶スープを「名代富士そば」流にアレンジしました。
にんにくとコショウがバッチリ効いた豚スープ。にんにくとコショウは日本の方には強すぎるくらいですがローカルテイストの再現の為に大胆な味付けにしました。
※八角やそばつゆは一切、使用していません。
スープは豚肉の成分が主となり、魚介類は一切使用していません。ラーメンのスープがベースになっています。
二日酔いが吹っ飛ぶ!?
私達(富士そば海外班)はシンガポールで二日酔いになってしまった朝はローカルフードコートまで足を運び、二日酔い解消の為にシンガポール式肉骨茶を食べていました。 赤道直下の暑い国でにんにくとコショウが効いた熱々の肉骨茶を食すと、大量の汗と一緒に二日酔いが吹き飛んでしまうんです! 自ずと、私達のルーティーンフードになり、私達に馴染みの食べ物になりました。
個人差はあると思いますが「この感覚を日本にお届けしたい」と思っております。
骨肉茶ソバは一杯590円で肉増しも出来て、倍数の制限はなく、倍数に160円増しですが、さすが器に盛れる程度でしょうね。
●肉骨茶の歴史
マレーシアがまだ、英国の植民地であった頃、中国本土から来た中国人が故郷の料理に習って作り出したのが発祥と言われています。 クアラルンプール郊外のボートクラン港で荷物運びの重労働をしていた彼等が肉骨茶は安くて良い栄養補給源として習慣化して食べる様になりました。 その後、労働者の朝食、スタミナ補給飯として肉骨茶の需要があり、人気が広まったそうです。
低賃金の労働者が牛を解体した後に残った「削ぎ落とし切れなかった肉片がついた骨」を利用したことが「肉骨」名前の由来といわれています。 今では「骨付き肉」が主流となり、シンガポール、マレーシアで人気のローカルフードになっています。 シンガポールでは朝から食べられる手軽なファストフードです。
●シンガポール式 バクテー
肉の出汁が効いたスープは臭みは無く、シンプルに肉とにんにくの旨味とコショウのパンチが食欲を進めます。長時間煮込んだ肉はとても柔らかく、箸でも削ぎとれる位です。 最大の特徴はビリっと感じるコショウです。こってりした料理が多いシンガポールではあっさりした方の味で滋養強壮に効く人気メニューです。
●マレーシア式 バクテー
沢山の薬膳を使うのでスープは褐色でシンガポール式とは色が違います。 コショウはシンガポール式よりも少なく、薬膳の風味が強い味付けです。 薬膳好きには堪らない味です。
記事画像引用https://fujisoba.co.jp/news/entry/entry001466.html

『i 新聞記者ドキュメンタリー』《公開中》

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おはようございます💐
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『i 新聞記者ドキュメンタリー』《公開中》
第32回国際映画祭日本映画スプラッシュ部門作品賞
望月衣塑子(いそこ)記者はノンフィクション『新聞記者』を刊行。それが河村光庸プロデューサーの目にとまり、昨日ご紹介した、藤井道人監督の映画「新聞記者」が公開されました。
今度は望月記者を追ったドキュメンタリー「i−新聞記者ドキュメント−」が公開されています。
河村光庸プロデューサーにはもともと「フィクションとドキュメンタリー両方を作る構想があった」と森監督は打ち明ける。「当初はフィクション版『新聞記者』を撮るつもりだったけれど、諸事情あって降板した。思い入れがあったので、ドキュメンタリーを撮ることにしました」
撮影は昨年12月から約10カ月間。映像には、各地で現場の声を拾い、記者会見で伝えようとする彼女の姿が捉えられている。撮影の前後で、望月記者の印象はまったく変わらなかった。
「彼女を突き動かしているのは、『声なき人の声を伝えたい』という強い思いです。裏表はないけれど、決して完璧な記者ではない。でも、ほぼ孤立しながらも、メンタルが強い。
望月衣塑子記者の名前を、あなたはいつ知っただろうか。官房長官の記者会見で質問を重ねる女性記者。同じ質問を何度もするなと官邸スタッフに咎められたとき、「納得できる答えをいただいていないので繰り返しています」と彼女は即答した。とても当たり前のこと。でもその当り前の言葉が、ずっと僕の頭から離れない。
この国のメディアはおかしい。ジャーナリズムが機能していない。そんな言葉を日常的に見聞きするようになってから、もう何年が過ぎただろう。僕のこれまでの人生は、常にメディアと共にあった。そのうえで断言する。
あなたが右だろうが左だろうが関係ない。保守とリベラルも分けるつもりはない。メディアとジャーナリズムは、誰にとっても大切な存在であるはずだ。だから撮る。撮りながら考える。望月記者はなぜこれほどに目立つのか。周囲と違うのか。言葉が残るのか。特異点になってしまうのか。撮りながら悩む。考える。だから観ながらあなたにも考えてほしい。悩んでほしい。きっと最後には、あるべきメディアとジャーナリズムの姿が見えてくるはずだ。
──監督:森達也
蔓延するフェイクニュースやメディアの自主規制。民主主義を踏みにじる様な官邸の横暴、忖度に走る官僚たち、そしてそれを平然と見過ごす一部を除く報道メディア。そんな中、既存メディアからは異端視されながらもさまざまな圧力にも屈せず、官邸記者会見で鋭い質問を投げかける東京新聞社会部記者・望月衣塑子。果たして彼女は特別なのか?そんな彼女を追うことで映し出される、現代日本やメディアが抱える問題点の数々。この国の民主主義は本当に形だけでいいのか、メディアはどう立ち向かうべきか。森監督の真骨頂ともいえる新たな手法で、日本社会が抱える同調圧力や忖度の正体を暴きだす。菅官房長官や前川喜平、籠池夫妻など、ここ数年でよくメディアに登場した渦中の人間が続々と登場し、これまでの報道では観られなかった素顔をも映し出す。報道では決して映し出されない、現代日本の真の姿。既存の社会派ドキュメンタリーとは一線を画する、新たな社会意識をもった前代未聞のドキュメンタリーが誕生した。
予告映像→https://youtu.be/_5VrLAZYqhc
記事画像引用https://i-shimbunkisha.jp/sp/
「i-新聞記者ドキュメント-」が問うこと
河村光庸 / 映画プロデューサー
10月14日、私は映画「新聞記者」のプロモーションの為、藤井道人監督と共に韓国に赴いた。到着日の夜に行われた一般試写会は熱狂的に受け止められ、SNSは絶賛の嵐、翌朝の記者会見には100人を超す報道陣が集まった。
この作品に対する韓国での高い注目度を実感し、「映画」が日韓関係の悪化を乗り越えることになるのでは、と期待が膨らんだ。10月17日、韓国全土153スクリーンで公開された。しかし、興行成績はふるわなかった。政治的対立が「文化」にここまで影響を与えていたのだ。
10月18日、私のプロデュース作品、映画「宮本から君へ」に対して、日本芸術文化振興会が、出演者ピエール瀧が麻薬取締法違反の有罪判決を受けたことは「公益性の観点から不適当」であるとして助成金を不交付したことを、朝日新聞はじめ、複数のメディアが報じた。
既に不交付通知書を受けた時点で、私は「公益性の有無」という曖昧かつ不明確な不交付理由に納得がいかず、その根拠と経緯の詳細を広く公にすることを要請した。しかし、未だそれがなされていない。
また、驚くべきは、不交付理由となった助成金交付要綱第8条に、「公益性の観点から適当かどうか」の一文が付け加えられたのは9月27日である。何とこちらにその理由が記された不交付通知書が届いた7月10日その時点では、その一文は存在していなかったのだ。
「表現の自由」への違憲行為、政治の文化芸術への介入になりかねない由々しき事態だ。
2019年10月に以上の出来事が立て続けに私を直撃した。
今、メディアはかつて経験したことのない最大の危機に瀕している。
社会全体に暗雲のように立ち込める「同調圧力」。それに呼応するように機能不全に陥る「権力の監視役」たるメディアを官邸権力は抱え込み、巧妙に世論を騙し、封じ込め、一極独裁支配を暴走させてきた。
本作「i-新聞記者ドキュメント-」はそのメディアの真っ只中にいながら、官邸に立ち向かう望月衣塑子の闘う姿を追った。結果として官邸の前に立ち塞がり、「国民の知る権利」を自ら妨げている官邸記者会の有り様が映し出されることとなった。
社会や人間の暗部に独特の方法で切り込む映像作家、森達也の腕の見せどころだ。
10月、韓国で公開された映画「新聞記者」が不振であったことは、文化に対する国民感情は政権の政策とは別のものであるという私の希望的観測を打ちのめした。
「日韓対立」を増長させ、嫌韓ムードあるいは反日ムードをあおったのはメディアであろう。その影響力は大きく、その責任は極めて重いと言わざるを得ない。
この映画は言論の自由、報道の自由が平気で踏みにじられている現実を描いているが、10月18日に報道された芸文振の助成金不交付の件は、「憲法が保障する表現の自由」を損なったという異議申し立てで済まされる問題ではなさそうだ。
官邸の一極支配で引き起こされた同調圧力、忖度によって官公庁全体が「国民のため」という行政の本来の役割を見失い、本件が違憲か否かの判断さえもちえない。官僚が役割に無自覚で、責任を取らない、いや、誰も取れないという責任の有り様が宙に浮いた危険な事態に陥っている。
私たちは空洞化した行政という実態のない幻影を相手にしているのかもしれない。
しかし果たして官邸、官僚、メディアだけが醜悪なのか。そうではないだろうと森達也は私たち一人ひとりにも突きつける。
i=「一人称、私」は集団にのみ込まれずに生きているのか。声を発しているのか。
この映画はそのことを問うているのだ。

『新聞記者』監督:藤井道人《公開中》

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おはようございます😁

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『新聞記者』監督:藤井道人《公開中》
原作:望月衣塑子「新聞記者」著作/現役の新聞記者
東都新聞記者・吉岡(シム・ウンギョン)のもとに、大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届いた。
日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育ち、ある思いを秘めて日本の新聞社で働いている彼女は、真相を究明すべく調査をはじめる。一方、内閣情報調査室官僚・杉原(松坂桃李)は葛藤していた。「国民に尽くす」という信念とは裏腹に、与えられた任務は現政権に不都合なニュースのコントロール。
愛する妻の出産が迫ったある日彼は、久々に尊敬する昔の上司・神崎と再会するのだが、その数日後、神崎はビルの屋上から身を投げてしまう
。真実に迫ろうともがく若き新聞記者。「闇」の存在に気付き、選択を迫られるエリート官僚。
二人の人生が交差するとき、衝撃の事実が明らかになる!現在進行形のさまざまな問題をダイレクトに射抜く、これまでの日本映画にない新たな社会派エンタテインメント!あなたは、この映画を、信じられるか──?
記事画像引用https://shimbunkisha.jp/
映画『新聞記者』に込めた思い。
河村光庸 / 映画プロデューサー
2019年、新しい元号「令和」が始まり、参議院選挙、翌年に控える東京オリンピックの開催。かつて経験したことのないような時代の大きなうねりの中で、人々はどこからどのような情報を得ていかなければならないのでしょうか。
第二次安倍政権の発足以降、下がり続ける「世界の報道の自由度ランキング」(国境なき記者団)で日本は2016年、2017年には連続67位と、ついにG7各国の中で最下位となったことはすでにご承知かと思います。
フェイクニュース、メディアの自主規制は蔓延し、官邸権力は平然と「報道の自由」を侵す……。
この数年で起きている民主主義を踏みにじるような官邸の横暴、忖度に走る官僚たち、それを平然と見過ごす一部を除くテレビの報道メディア。最後の砦である新聞メディアでさえ、現政権の分断政策が功を奏し「権力の監視役」たる役目が薄まってきているという驚くべき異常事態が起きているのです。
それと共に、そしていつの間にか暗雲のように社会全体に立ち込める「同調圧力」は、人々を委縮させ「個」と「個」を分断し孤立化を煽っています。そのような状況下、正に「個」が集団に立ち向かうが如く、官邸に不都合な質問を発し続ける東京新聞の望月衣塑子さんの著書『新聞記者』が私に映画の着想を与えてくれました。そしてこの数年日本で起きた現在進行形の政治事件をモデルにしたドラマがリアルに生々しく劇中で展開していくという映画史上初の試みとなる大胆不敵な政治サスペンス映画に着手しました。本作は、報道メディアは政治権力にどう対峙するのかを問いかける作品です。
権力がひた隠す政権の闇に迫ろうとする一人の女性記者と、理想に燃え公務員の道を選んだある若手エリート官僚との対峙・葛藤を描いた政治サスペンス映画です。
過去、政治権力とジャーナリズムを扱った洋画は多くの名作を生んでいますが、日本映画にはほとんどありません。しかもフィクションではありますが、この映画の最大の特徴である、ここ2、3年で起きた政治的大事件をモデルにしているところです。
これらの政治事件は本来であれば一つ一つが政権を覆すほどの大事件です。ところがあろうことか、年号が令和に変わろうが継続中であるべき大事件が一国のリーダーと6人の側近の“令”の元に官僚達はそれにひれ伏し、これら大事件を“うそ”と“だまし”で終りにしてしまったのは多くの国民は決して忘れはしないでしょう。
一方で日本の報道メディアについても多くの問題があります。記者クラブの中でなぜ望月記者に続く人間が現れないのか? それで権力の番犬の役割が果たせるのか?
既存メディア、特に「記者クラブ」の政治部の記者たちは望月記者を「目立ちたいだけ」と非難していますが、その前にジャーナリズムの本質的な姿勢に立ち返るべきは「官邸記者クラブ」です。 ・・・
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