飯島企画業務日誌

『おもちゃ』3/3

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おはようございます😉

『おもちゃ』3/3
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女の子の遊びとして親しまれてきた「おはじき」は中国から伝わった遊びとされており、最初に日本へ伝わったのは奈良時代に入ってから。
それ以前は貝殻や小石、植物の実などを利用して遊ばれてきたとされており、身の回りに存在するものを有効活用して遊びが成立していたのですね。
こうしたおはじきは上流階級の大人たちが遊ぶものとされてきましたが、時代が江戸時代になると「女の子」の遊びとして発展することに。
明治時代に入ると現代に見られるガラス製おはじきが作られるようになりました。
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お手玉の始まりは紀元前1000年頃。
黒海周辺の「トラキア(バルカン半島南東部の古代・現代の地域名)」で遊牧民の人々が羊の距骨(かかとの骨)を使った「拾い技」として遊んだのが始まりと言われており、約4000年前の古代エジプトの洞窟壁画にはお手玉らしき物を投げて遊ぶ女性の姿も見られています。
日本では、第二次世界大戦中の学童疎開では、親元から離れる子にお手玉を持たせたり、離れた子にお手玉を送ったりした人があった。空腹に堪えられなくなったらほどいて中の豆を食べるようにと言い聞かせておいたのです。
元来、お手玉はありふれた遊びとして親しまれ、母から娘、孫へと、作り方や遊び方が伝承されたものでした。しかし、1950年代ころから”核家族化”が進行するとともに、伝承が難しくなり、また多種多様な遊びがまわりに溢れるようになり、徐々に忘れ去られていきました。現在では小学校などを中心に日本の伝統的な遊びとして受け継がれています。
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