飯島企画業務日誌

aiシリーズもの(3)

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おはようございます😉
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前回の続きです。
言われたとおりに行動することの難しさの一つは、「言葉に表れていること以外にもさまざまなことを考慮しなければ、言われたことを適切に実行できない」という点にあります。

たとえば、「コップに水を入れて」というのは、私たちにはとても具体的で簡単な指示であるように思えます。しかし、いざこれを実行しようとすると、意外な複雑性が絡んできます。

その複雑性の説明に移る前に、この指示自体にも曖昧さがあることを押さえておきましょう。「コップ」には、一つのコップなのか、複数のコップなのか、コップであればどれでもいいのか、特定のコップのことなのかなどといった曖昧さがありますし、「水」もペットボトル入りのミネラルウォーターなのか水道水なのか、やかんに入った水なのか曖昧です。

「入れる」にしても、どれくらいの量を入れればいいのか明確ではありません。このあたりの曖昧さを解消するには、常識や文脈、話し手についての知識などを考慮しなければなりません。

ここでは一応、そのあたりの曖昧さは解消されており、「特定の一個のコップに、水道水を、コップに入る量の3分の2ほど入れる」という指示者の意図が分かっていると仮定します。

指示者の意図がここまで詳細に分かれば、「コップに水を入れて」という指示に従うのは簡単であるように思えるかもしれません。しかし、もしコップが汚れていたり、コップの内側に虫が止まっていたりしたらどうでしょうか。

きっとたいていの人は、そのまま水を入れることはせず、コップを洗ったり、コップから虫を追い出したりするでしょう。つまりここで、「コップに水を入れる」という行動とは別の行動が必要になります。
続く、、、
引用文献・画像
引用・画像文献
『「コップに水を入れて」という指示がAIにとって超複雑な理由 PRESIDENT Oline 2020/1/20 17:30』
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